朝4時…パタパタと次男が一階に降りてゆく音がした。
子供達だけの卒業旅行決行日…
免許取り立ての友達の車2台で卒業旅行である。
当然反対したのだが…締めに締めた学生時代をしいた親としたら…心配ないなどあろうはずなく…
けれどこの時期に放任し…自らの責任に身に置くスタンスなので…いたしかたないが…運転をする友達の緊張感を思うと申し訳ない。
子供達が初めて大人の経験をし…大人になろうとする過程は…自分たちとリンクする。
心配は尽きないが…只々無事にみんなが帰郷するのを願う。
そんな折…TBS TVの卒業ソング番組に涙…。
尾崎豊の息子が…『卒業』を歌った。
カリスマ性の塊…尾崎とは少し違う…やはり育ち方の違う…優しいのである。
これはものまねではない。尾崎裕哉の『卒業』であった。
彼自身の学校生活で…オヤジの様な大人に対しての矛盾を歌い放ったものではないような気がした。
淡々と自分とオヤジのコラボ…青春真っただ中のオヤジさんの心情を彼なりに歌ったんだろうな…。
しかし尾崎豊と青春を共にした私は…尾崎のDNAを感じずにはいられなかった。
彼が去り…残された息子が因果な事に、オヤジの曲を歌う…尾崎のニュアンス…ビブラート…そしてソウル…オヤジはノックアウトされた。
これはAIではない…なまの生きた『卒業』にあの頃の自分に涙した。
思い出を語るオヤジは…半分○○に突っ込んでやがる(笑)
