卒業ソングを集めたTVを見ながら思う事…
三十数年前…高校の卒業式…その曲をブラス部が演奏していた。柏原芳恵の【春なのに』…
その曲に乗せ体育館を退場…出口の頭上には紙吹雪が舞う。
3年間お世話になった体育館…『今日で最後かぁ~まあ二度とこの場には来ることないなぁ~』と目頭が熱くなったことを思い出していた。
友達やお世話になった先生方とお別れする事が無性に切なかった。
人は出会いと別れを感じる季節…春
ようやく厳しい寒さも和らぎ…平穏な安らぎが続くように満開に咲くSAKURAに儚さを重ねる。
長く生きていると人生の節目は春だと気づく…
今年は絢香の【サクラ】という曲にグッときた…
TVでサプライズ企画で娘を越境させ高校にいかせた母親が、娘はもとより…自分に変わって娘に関わてくれた先生やクラスの友達…クラブメイトに有難うを込めて応募したそうである。
卒業式で歌った綾香は…幼い娘が将来、自分から巣立つ儚さを歌った曲だと前置きし…この卒業式の3年生と保護者に送り熱唱した。
綾香自身…『感情のコントロールが効かなくなりやばかった!』とこの曲を気丈に歌ったのであった。
卒業生側の感情と親側の感情を桜の花の儚さに重ねたこの曲に…オヤジは純粋に涙するのであった。